R020812組織図のつくり方

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令和2年8月12日組織の構築

このカテゴリーでは、住民自治組織(自治協議会、町内会、自治会等)の運営のうち、組織の構築(つくり方)について紹介していく。

東広島市 重見(篠原)裕次郎


 

R020812組織図のつくり方

 

まちづくり計画や規約とともに、組織体制を内外に分かり易く示すものとして、組織図の作成が必要となる。

組織について他者に説明する際、短時間で説明しようとすれば、規約ではなくこの組織図を使うことになるので、なるべく分かりやすく作成したい。

 

必要事項としては、総会や理事会などの会議体、部会や専門委員会などの内部組織について、それらの関係が分かるように配置する。

下記の三ツ城自治協議会の事例ではそれに加えて、会員の定義、事務所の連絡先、自治会(区)、地域内連係団体なども記載して、説明がひととおりできるようにしている。

R020812三ツ城自治協議会組織図

R020812三ツ城自治協議会組織図

 

その他、様々な地区の組織図を掲載するので、参考にして欲しい。

 

R020812安芸高田市川根振興協議会

R020812安芸高田市川根振興協議会

R020812呉市安浦町まちづくり協議会

R020812呉市安浦町まちづくり協議会

R020812高浜市吉浜まちづくり協議会

R020812高浜市吉浜まちづくり協議会

R020812東近江市永源寺地区まちづくり協議会

R020812東近江市永源寺地区まちづくり協議会

R020812宝塚市西山まちづくり協議会

R020812宝塚市西山まちづくり協議会

 


R020812組織図のつくり方

東広島市 重見(篠原)裕次郎

R020806役員の役割と決め方「監事」

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令和2年8月6日役員の役割と決め方

このカテゴリーでは、住民自治組織(自治協議会、町内会、自治会等)の運営のうち、役員の役割と決め方について紹介していく。

東広島市 重見(篠原)裕次郎


役員の役割と決め方「監事」

R020806役員の役割と決め方「監事」

R020806役員の役割と決め方「監事」

「監事」

法律によると、法人の内部にあっては、理事の事務の執行を監督する機関となる(民法59条)。法人には1人または数人の監事を置くことができるが、理事のように必須の機関ではなく、定款・寄付行為または総会の決議によって置くことができる(同法58条)。民法は監事の職務を次のように規定した。すなわち、(1)法人財産の監査、(2)理事の業務執行の監査、(3)財産の状況または業務執行につき不整の廉(かど)あることを発見したときは、これを総会または主務官庁に報告すること、(4)前記の報告をなすため必要あるときは総会を招集すること(民法59条)。なお、会社では監査役という。

 

住民自治協議会にかかる一般的な規約によると、「監事は、会の会計事務及び業務執行の監査の事務を担当する。」とあり、総会において監査報告を行う。

 

具体的には次のようなことを行う。

・監査の実施…年度末を経て、会計が作成した一年間分の会計書類や、事務局が作成した事業報告書等をチェックし、疑問点や不備を指摘して、必要に応じて修正を依頼する。全ての書類が問題なく整う、もしくは今後の改善を確約できれば、監査報告書を作成する。

R020806監査結果報告書

・総会への出席…総会に出席し、監査報告書を基に監査報告を行う。改善点などがあれば、監査意見として報告に添える。

 

以上のような役割があるが、役割の性質上、他の役員と兼務することはできない。

また、組織によっては、「不正の事実を発見したときは、その旨を報告するために臨時総会の開催を請求することができる。」とされていることもあり、思いのほか重要な役割となる。一年に一回だけ帳票を見てもらうだけ、といった安易な依頼の形にならないよう注意いただきたい。

とは言え、他の役員と比較すると、日常の業務はほとんどなく、まずは組織に慣れてもらう意味で監事からやってもらうという方法もありえるので、人材不足の時など、柔軟に考えて欲しい。

 


R020806役員の役割と決め方「監事」

東広島市 重見(篠原)裕次郎

R0200803【書評】地域力の時代~絆がつくる幸福な地域社会

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令和2年8月3日書評

このカテゴリーでは、私が読んで、お勧めしたい本の紹介をしていく。「ブクログ」(https://booklog.jp/users/shinoharayujiro/users/shinoharayujiro)と合わせて読んでいただきたい。

東広島市 重見(篠原)裕次郎


 

【書評】地域力の時代~絆がつくる幸福な地域社会~

R0200803【書評】地域力の時代~絆がつくる幸福な地域社会

R0200803【書評】地域力の時代~絆がつくる幸福な地域社会

 

著者:公益社団法人荒川区自治総合研究所(西川太一郎、神野直彦、広井良典ほか)

出版社:三省堂

出版年月:2012/9/10

ブクログ:https://booklog.jp/item/1/4385365768

 

概要:

世界的な潮流の中で日本が置かれた状況を踏まえながら地域力に取り組む意義を示し、東京都荒川区の地域力に関する特徴的な取り組みを具体的に紹介。荒川区の実態と社会の動向に触れながら、今後の地域力の有り様を模索する。

 

目次:

第1章 なぜ、今、地域力なのか

・「分かち合い」そして「地域力」

・区民の幸福を支える地域力

・社会の再建力としての地域力

第2章 荒川区の地域力

第一節 荒川区を支える町会・自治会の活動

・地域の方々と絆社会の完成をめざして

・変わりゆく地域の中で、住民が融和していく大切さ ほか

第二節 荒川区を支える区民の活動

・区も区民も、お互いが応援団という気持ちでまちづくりを

・地域の将来を担う子どもたちの交流と成長を願って活動中 ほか

第三節 地域力向上に向けた区の取り組み

・町会・自治会事業支援のための助成について

・防災区民組織と地域力について ほか

第3章 これからの地域力

・座談会 幸福実感都市を実現するために-これからのコミュニティ

・次世代型コミュニティー-ポスト成長時代の幸福と地域

・おわりに-地域力と町会。自治会

 

 

ピックアップと一言:

・「地域力」とは地域社会の構成員の「共に生きる力」なのだということを、東日本大震災が焙り出したことがわかる。飢饉で減少した食料を「分かち合い」、地域社会を維持する行動を、地域社会の構成員が起こすことが、「地域力」となる。

→地域住民が家族のように暮らす。誰もが誰もに対して不幸にならないことを願い、誰もが誰もに対して幸福になることを願い合っているという確信が存在すること。それが共に生きる力なのだと思います。

 

・「地域力」は、地域社会の構成員が利他的行為を相互遂行することができるか否かにかかっている。しかも、相互遂行する能力は、次の三つの要素にかかっているということができる。

第一は、「分かち合う」という共生意識である。それは不幸を「分かち合う」と、幸福を実感できるという確認だといってよい。人間が幸福だと実感できるときは、他者にとって自己の存在が必要不可欠な存在だと実感できたときだからである。

第二は、地域社会の共同意思決定に、構成員が参加しているという参加意識である。地域社会の構成員のかけがえのない能力を発揮したほうが、地域社会の「共同の不幸」を解決する能力は高まるからである。

第三に、地域社会の構成員の地域社会に対する帰属意識である。帰属意識は、地域文化に愛着と誇りを持っていることから培養される。

→三ツ城自治協議会では、自治協の目的を、繋がりづくりと郷土愛づくりとしています。それは分かち合いであり、参加意識であり、帰属意識でもあるとも言えます。

 

・荒川区民総幸福度(GAH:グロス・アラカワ・ハッピネス)を具体化させていくためには、大きく二つの柱があることが明らかになりました。

第一は、幸福という人類の最も根源的な感覚を共通の指標として評価することによって、自治体の限られた人員と財源の最適な配分を行い、より良いサービスを実現させることです。

第二は、幸福について区民の皆様とともに考えることを通じて、持てるものを分かち合うことが自らの幸福にもつながることを共通認識とし、お互いに支え合うようなあたたかい地域力を醸成していくことであります。

→答え(指標)を見つけることも必要ですが、その研究の過程に、地域住民も参加し、一緒に考える行為そのものに、地域づくりの意義があるのだと思います。

 

・幸福度について議論していく中で、大きな課題となったのが主観的要素と客観的要素です。客観的な状況としては、十分に高い水準にあっても、主観的な幸福度が高いかといえば必ずしもそうではないという議論です。外部的な要因はあくまでも与条件、環境であり、個人の感性に沿った主観的な指標が必要なのではないかということになります。心の豊かさ、主観的な幸福感を形づくるものは何かと言えば、一つには「分かち合い」があると考えています。荒川区が実施している世論調査の中でも「地域の活動や行事に参加していること」、「社会に貢献していると感じること」が高い人ほど幸福度が高いという結果となっています。

→地域活動に参加すると幸福度が高い。幸福度の研究で一番重要な部分と思います。そういう意味では、指標の一つとして、地域活動に参加している割合、というのもあり得ますね。

 

・高度経済成長期に比べて、人口全体に占める高齢者と子ども、特に高齢者の割合が多くなるわけですが、彼らは地域との関わりがもともと強く、これは地域密着人口とも呼べるのではないかと思います。そういう意味では、高齢化社会というのは、地域というものの存在感や重要性がおのずと増す社会とも言えるのではないでしょうか。

それらの現象は、日本の都市の在り方を良い方向へ変えていくきっかけにもなりえます。歩いて楽しめる空間ができたり、高齢者が身近で買い物ができる場所や仕組みができたり…。そんなまちの姿は本来は高齢化ということを抜きにしても大事なことですが、そうした方向を高齢化を契機に進めるべきときが来ているように思います。

→高齢化をチャンスと捉える。逆に言えば、地域力の強化が必然となる時代が近づいているということですね。

 

・これからの時代においては、コミュニティをできる限りなんらかの経済活動と結び付けつつ生活の中に組み込んでいくような対応や政策が重要になっていくのではないだろうか。例えば①「福祉商店街」ともいうべき姿、つまり歩いて楽しめる商店街をケア付き住宅ないし公的住宅や福祉施設等と一体的に整備しつつ、世代間交流やさまざまなコミュニティ活動の拠点にするような方向があり得る。

同様に、②(都市型)農業と結び付いたコミュニティ経済、③自然エネルギー関連のコミュニティ経済、④団地関連のコミュニティ経済、⑤高齢者関連のコミュニティ経済、⑥(若者を含む)「職人」的な仕事と結び付いたコミュニティ経済等々が考えられ、さまざまな対応や政策を進めていくことが必要だろう。

→地域の交流に持続性を持たせるためには、日常的な経済活動と結び付けることが一番理にかなっているということだと思う。ここにきて、コミュニティビジネスを改めて見直す必要がありますね。

 

 

感想等:

・荒川区民総幸福度(GAH:グロス・アラカワ・ハッピネス)の研究をしている公益社団法人荒川区自治総合研究所から、調査研究の一環として出版された、荒川区の「地域力」に関する見解を示した本ですが、GAHに関する具体的な指標などの理論的な研究成果ではなく、あくまで研究にかかわった方々からの「地域力」に関する思いを集めたものです。

・第一章と第三章は、研究者が地域力について考察しており、ピックアップしたように、「分かち合い」が地域力となるということが、いろいろな視点から述べられています。

・第二章は、町会や自治会の代表者の方々が、自らの活動や思いを語っておられ、研究成果ではないものの、個々の取り組み事例が参考になります。

・こうした、一自治体が地域力について本気で考えているということが、とても素晴らしいことだと思います。荒川区に住んでいる人がうらやましいですね。

 


R020803【書評】地域力の時代~絆がつくる幸福な地域社会

東広島市 重見(篠原)裕次郎

 

R020731地域交通安全活動推進委員

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令和2年7月31日防犯・防災活動

このカテゴリーでは、防犯・防災活動について、様々な地域活動と呼ばれる行事やイベントを取り上げ、一つひとつその具体的な手法や、使用する書式など紹介する。

東広島市 重見(篠原)裕次郎


 

地域交通安全活動推進委員

 

交通安全といっても様々な取組があるが、身近な取組としては、地域交通安全活動推進委員制度がある。

これは、平成2年の道路交通法の一部改正により設けられ、平成3年1月から全国でスタートした制度。地域における交通問題を解決するためには、地域住民の理解と協力を得て地域ぐるみで取り組むことが重要。そこで、地域における道路交通に関するモラルを向上させ、交通安全の確保について住民の理解を深めるための諸活動のリーダーとして活躍してもらうボランティアの方々に、法律上の資格を付与し、その活動の促進を図るために設けられた。

地域交通安全活動推進委員は、警察署長の推薦により公安委員会が委嘱する非常勤特別職の地方公務員で、身分証明証を携帯しているほか、標章(バッジ),帽子、腕章、ベスト等を着用している。

↓東京都地域交通安全活動推進委員

地域交通安全活動推進委員

地域交通安全活動推進委員

主な活動は次のとおり。

①町内会、老人クラブ、幼稚園、小学校等に出向いて、交通安全指導

②高齢者や障害者等の道路通行への配慮についての啓発活動

③違法駐車追放キャンペーン

④自転車利用者に対する街頭指導、チラシ配布

⑤住民からの相談に応じたり、祭りの駐車車両誘導を実施したり、老人クラブでヒヤリ地図を作成したり等、地域における交通の安全と円滑に資するための活動

 

東広島市においても、地域交通安全活動推進委員の方々に、小学生登校時に横断歩道等での交通整理をしていただいている。

 

なお、地域交通安全活動推進委員は、自治会長など、下記の条件を満たす人の中から、当該地区の警察署長が推薦し、都道府県公安員会が委嘱することとされているので、やりたいから成れるというものではない。

①人格及び行動について社会的信望を有すること。

②職務の遂行に必要な熱意及び時間的余裕を有すること。

③生活が安定していること。

④健康で活動力を有すること。

 

自治協議会としては、この地域交通安全活動推進委員と連携して、交通安全指導や啓発活動を行きたい。

 


R020731地域交通安全活動推進委員

東広島市 重見(篠原)裕次郎

R020725健康体操「いきいき体操ひがしひろしま」

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令和2年7月25日福祉・健康活動

このカテゴリーでは、福祉・健康活動について、様々な地域活動と呼ばれる行事やイベントを取り上げ、一つひとつその具体的な手法や、使用する書式など紹介する。

東広島市 重見(篠原)裕次郎


 

健康体操「いきいき体操ひがしひろしま」

 

ここで言う健康体操とは、体力維持と、健康増進、介護予防と会員相互の親睦を図ることを目的として、主に高齢者が行う軽度の体操のことである。

地域活動において、一般的にはNHKの「ラジオ体操」や、「みんなの体操」を取り入れるところが多いと思うが、東広島市では、広島大学の渡部和彦名誉教授が健康体操の振り付けを行った「いきいき体操ひがしひろしま(ばあちゃんの宅配便~東広島から~)」が有名で、この体操を取り入れているところが多い。

R020725いきいき体操ひがしひろしま1

R020725いきいき体操ひがしひろしま1

 

R020725いきいき体操ひがしひろしま2

R020725いきいき体操ひがしひろしま2

 

基になった歌「ばあちゃんの宅配便~東広島から~」は、平成25年の東広島市政40周年記念で作成され、作詞作曲は当時の小谷小学校の岡田良二校長(「出てこいおやじ!」で有名。http://www.asahi.com/area/hiroshima/articles/MTW20160523351080001.html

出てこいおやじ!

 2008年2月に広島県廿日市で開催された「全国おやじサミットin広島」において,当時東広島市立平岩小学校教頭の岡田良二さんが「でてこい!おやじ!」を作詞(1・2番)・作曲して披露し話題になった歌詞。

東広島おやじ連は,この曲を通して父親の教育参画について考えたいと「全国おやじサミットin広島」で披露した。

その後,東広島おやじ連と共同で3番以降の歌詞を一般募集し,今では200番を数えるほどになっているそう。

以下10番まで紹介。

仕事が終われば一杯やって グチをこぼして千鳥足 家に帰れば居場所がなくて 風呂に入って床につく

たまの休みにゃクラブを持って ストレス発散芝を刈る 家におったらごろごろおやじ 知らぬ間に日が沈む

※ 頑固おやじはいないのかい 雷おやじはいないのかい 感動おやじはいないのかい 「でてこい!おやじ!」

地域行事もろくに出ず 隣の子どもも知らぬまま ジャージ姿で子どもらに 声をかけたら不審者扱い ※

妻子を残して単身赴任 独身貴族と気取ってもアパート帰れば真っ暗で ビール片手にコンビ二弁当 ※

会社へ行ったら上司にどつかれ 帰れば女房の愚痴を聞く 「うるせえ!」と言えないこの俺は 聞かされどおしでストレス満開 ※

参観日には学校行けば 我が子のクラスわからない 先生の名前も記憶がなくて 校舎の中をうろうろと ※

学級懇談残ってみれば 女性ばかりの話し合い 肩身のせまい思いして おやじ一人じゃ情けない ※

ぽっこりおやじはらをかき てんじょうみつめ“ひとりごと” しんぶん片手にトイレにはいりゃ はやくでてよとせかされる ※

おれのサラリー紙切れ一枚 上目づかいに手をだせば 今月これだけ1・2・3 1000円亭主じゃ情けねえ ※

包丁片手に台所 板前気取りで腕を振る これが男の料理だと 言うのはいいけど「片付けなさい!」 ※

10

ロングヘアーにジーパンはいて 昔はもてたと自慢する ロンドンブーツにサングラス 今じゃセッタに老眼鏡 ※

 

歌は東広島市在住の歌手石川真帆さん(https://www.mahoishikawa.com/)(https://www.facebook.com/mahoishikawa.sing/)で、体操の振り付け、作詞作曲、歌手と、全て市民参加でつくられた。

↓動画もあります。

みんなで楽しく「いきいき体操ひがしひろしま」(外部リンク)https://www.youtube.com/watch?v=HLIFpyPYe5I

いきいき体操ひがしひろしま 解説編(外部リンク)https://www.youtube.com/watch?v=FrMre9lwKwo

 

こういった核となるコンテンツがあると、これを利用したイベントを組みやすい。

平成26年度において、地域での体操講習、イベント等で合わせて市民約8,400名が体操を実践した。現在も、各地域サロン、老人会、介護保険事業所、自主グループなどで活用されている。

 


R020725健康体操「いきいき体操ひがしひろしま」

東広島市 重見(篠原)裕次郎

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