R020118【書評】10年で激変する!公務員の未来予想図

コメントを残す

令和2年1月18日書評

このカテゴリーでは、私が読んで、お勧めしたい本の紹介をしていく。「ブクログ」(https://booklog.jp/users/shinoharayujiro/users/shinoharayujiro)と合わせて読んでいただきたい。

東広島市 篠原裕次郎


 

10年で激変する!公務員の未来予想図

 

著者:小紫雅史

出版社:学陽書房

出版年月:2018/10/18

ブクログ:https://booklog.jp/item/1/4313150935

 

概要:

公務員の副業解禁、従来の公務員試験廃止、基礎自治体では応募者数日本一といったニュースで話題の生駒市。自治体のトップランナーとして先端をひた走る首長が、最新の自治体政策をふまえつつ将来を生き残る公務員像を描く。

 

目次:

第1章 公務員の仕事の常識が変わる!

・人工知能・ロボットの進化により、公務員の仕事が消滅する!

・少子高齢化・人口減少の中、公務員数は一気に減少する! ほか

 

第2章 公務員試験はなくなり、公務員の副業が当たり前になる

・公務員は、なりたくない職業になってしまうのか?!

・公務員試験はなくなり、「公務員志望」「民間志望」は死語になる! ほか

 

第3章 自治体は経営だ!稼ぐ自治体が台頭する

・コストカットだけではない「真の行政改革」が始まる!

・ふるさと納税だけではない新しい寄付のしくみが広がる! ほか

 

第4章 すべての自治体に国際化対応が求められる!

・新興国のインパクトはますます大きくなる!

・観光客は海外から直接招聘する! ほか

 

第5章 新しい時代の公務員として生き残るために

・地方創生時代の自治体職員に求められること

・0から1を生みだす「始動力」を発揮しよう! ほか

 

ピックアップと一言:

・AIやITを活用すれば、どんどん仕事が効率化され、自治体に必要な職員数は大きく減少。他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められるような、人間にしかできない仕事に特化し、現場に入り、専門性に磨きをかけることが不可欠です。

→まさに前例踏襲していてはAIに取って代わられるということ。AIやITは統計的に予想を立てることができますが、目の前の人がそれを望んでいるかは別問題ですね。柔軟に対応できる職員・組織でありたいです。

 

・ワーク・ライフ・コミュニティ…市町村職員として働いてきた人は、地域にたくさんの知り合いがいるはずです。市役所にこもらずに市民に積極的に会うために地域に飛び出していた職員は、素敵な人とたくさんつながっています。このかけがえのない財産を、日常生活や地域活動、コミュニティビジネスなど、さまざまな活動に活かしやすいのが市町村職員の強み。

→地域には自分が公務員として行ってきた仕事の成果・結果・答えが目の前にあります。どうすれば効果的な仕事ができるか、目の前から学ぶことができます。その学びと、仕事の成果が、ひいては自分の生活に還ってくるのです。

 

・0から1を生み出す力こそ、リーダーシップ、すなわち「始動力」です。そのために「自分プロジェクト…上司に命じられた仕事ではないが、仕事に関連するプロジェクトを主体的に企画、実施すること。」を持つと良い。

→新しい企画を考えて動かすということは、目の前の業務を改善することにつながる。時代の変化に対応しながら、常に新しい取り組みを繰り返していこう。

 

・市民を「お客様」ととらえ、ニーズに応え続けようとする自治体を2.0とすれば、行政でないとできない業務以外は、市民や事業者、専門家を「まちづくりの担い手」ととらえ、ともに汗をかいてまちづくりに取り組むのが「自治体3.0」です。

→いわゆる市民協働のまちづくりですね。これからは住民自治と連携して良いまちづくりを行っていきたいです。

 

・「協創の力」とは「いろんな人と出会い、信頼関係を築き、市民ニーズや地域の課題に対し、お互いがプラスとなる形で連携して解決する力」です。そのためには、まず地域に飛び出すことが必要です。市町村職員は役所にこもってはいけません。

→まずは地域の行事に参加することから。自治体職員だと分かったら、行政に対して苦情や要望を言ってくる人もいますが、ちゃんと一つずつ担当課へつないでいくことで、逆に信頼を得ることができます。公務員は、事務能力や公平感、信頼感など、地域からは重宝されますので、是非地域への一歩を踏み出してみましょう。

 

 

感想等:

公務員の未来の働き方について様々な角度から考察しており、そのどれにも共感できるが、総じて、公務員とはそもそもこういうものだという理想論でもある。特にこれからの住民自治の時代を見据えているところが大事。

真っ先に取り組んでみようと思ったのが「自分プロジェクト」。仕事を革新させるとともに、自分の大きな成長につながると思う。

 

―――――

R020118【書評】10年で激変する!公務員の未来予想図

東広島市 篠原裕次郎

 

R020115役員の役割と決め方(副会長)

コメントを残す

令和2年1月15日役員の役割と決め方

このカテゴリーでは、住民自治組織(自治協議会、町内会、自治会等)の運営のうち、役員の役割と決め方について紹介していく。

東広島市 篠原裕次郎


 

役員の役割と決め方(副会長)

 

「副会長」

一般的な規約によると、「副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は会長が欠けたときは、会長があらかじめ指名した順序によって、その職務を代行する。」とあり、それだけ見ると、会長がご健在の間はあまり役割が無いように思える。

しかし実際には、組織の活動に関するとりまとめや指示など、会計以外のほとんど全ての役割(意思決定)をこなすことになる。対外的なものは会長、内部的なことは副会長といった具合だ。業務の多い団体だと、副会長を複数人置いているところもある。

具体的には次のようなことを行う。

 

・総会・役員会への出席…総会や役員会、場合によっては各部会の会議などに出席し、自らの意見を発したり、みんなの意見をとりまとめたりする。組織の目的や活動の方向性などをしっかり守り、組織の軸がぶれない様、会議の進捗を調整することが主な役割である。

・各活動への参加…各部会が行う活動になるべく参加して、活動を支援するとともに、活動の内容やあり方が、組織の目的や方向性とぶれていないか確認する。見直す点があれば役員会などで部会長へ協議を行う。

・書類のチェック…会計が作成した調書や、事務局が作成した資料などを、配布前に確認する。判断に悩むことがあれば会長やその他役員と相談して確認する。特に地域住民に対してや対外的な文書は、一度手を離れると、文面が独り歩きし、作成者の意図と違った解釈をされる場合があるので、よくチェックする必要がある。

 

以上のような役割が考えられるが、組織によってはこれらの役割を全部会長が行っている場合があり、会長一人に相当な負担となっている。なるべく、副会長が負担を分担して、後継に引き継ぎやすくする必要がある。

次期副会長の選任については、やはり地域内の自治会(町内会)長同士の互選によって選任することが多いが、人選の幅を広げるのであれば、地元地域組織の長(NPO法人代表、民生委員の地区代表、スポーツクラブ代表、PTA代表、子ども会代表、女性会代表、老人会代表、防犯連合会代表、財産区議員、地元企業代表など)にも声をかけてみてもよい。

この場合、その組織の活動エリアが自分の住民自治組織のエリアと同じかどうかを確認すること。少し大きいくらいであれば問題ないが、小さいのであれば、住民自治組織のエリア内に存在する同組織にも合わせて声をかける必要がある。例えば、住民自治組織のエリア内に子ども会が3つあるとすれば、3つともに声をかける必要があるということだ。

どのような決め方にするにしても、対外的にきちんと説明できるよう、規約等にルールを明記しておくことが望ましい。

 

――――――

R0201150役員の役割と決め方(副会長)

東広島市 篠原裕次郎

 

R020112【書評】コミュニティ再生のための地域自治のしくみと実践

コメントを残す

令和2年1月12日書評

このカテゴリーでは、私が読んで、お勧めしたい本の紹介をしていく。「ブクログ」(https://booklog.jp/users/shinoharayujiro/users/shinoharayujiro)と合わせて読んでいただきたい。

東広島市 篠原裕次郎


 

コミュニティ再生のための地域自治のしくみと実践

 

著者:中川幾郎(玉野和志、林泰義、相川康子、田中義岳、直田春夫、辻上浩司、乾亨、田中逸郎)

出版社:学芸出版社

出版年月:2011/7/1

ブクログ:https://booklog.jp/item/1/4761525134

 

概要:

地縁型組織+テーマ型組織が補完しあう「地域自治システム」とは? 先進事例に学ぶ「新しい公共」時代の地域づくり。

 

目次:

Ⅰ 地域づくりのこれまで、これから

1章 わが国のコミュニティ政策の流れ

2章 コミュニティ・NPO・自治体の関係 林 泰義

3章 地域分権から地域自治へ 中川幾郎

補論 地域自治区・地域協議会システムから地域自治システムへ 中川幾郎

 

Ⅱ 地域自治の実践に学ぶ

4章 震災とコミュニティ 相川康子

5章 宝塚の自治的コミュニティの進展 田中義岳

6章 伊賀市と名張市の地域自治システム 直田春夫・辻上浩司

7章 朝来市の分権型地域自治システム 相川康子

8章 京都の地域組織とコミュニティ政策 乾 亨

9章 都市型自治体における地域自治──豊中市の事例から 田中逸郎

地域自治の実験

①安芸高田市・高宮町川根振興協議会 直田春夫・辻上浩司

②札幌市 8年目に入った本格的コミュニティ政策の現状と課題 田中義岳

③新潟市 大合併と政令都市化を契機に包括的コミュニティ政策を開始 田中義岳

④高松市 地域を刷新する地域コミュニティを四年余で設置 田中義岳

 

Ⅲ 今後の課題と展望 中川幾郎

 

ピックアップと一言:

・住民自治協議会とは自治体独自規定による字別、小学校区別の総合型住民自治組織。

→「住民自治協議会」は、地方自治法に規定する「地域自治区」や「地域協議会」とは異なるため、その設置根拠を自治体条例による必要があるということですね。

 

・住民自治協議会の地理的構成範囲は、基本的に小学校区の範囲以内であることが望ましい。その理由は、面積的にも、人口的にも、歴史的にも小学校区以下の範囲が概ね顔と名前が分かり合える、いわば「面識的社会」の範囲内だからである。

→人口が減ってくると学校の統廃合があるため、場合によっては旧小学校区単位で設立する必要があります。面識的社会とはいわゆる地域のつながりをつくるということですね。

 

・「参画と協働のまちづくり」は、住民にだけ自覚と実践能力が必要とされているのではない、行政職員にも、市民生活の当事者、生活者としての意識と視点、市民社会への参画が必要とされるのである。例えば、併任辞令による地域担当職員チームの任命、編成などがその具体例であろう。

→自治体職員は、まちづくりに関する総合的なプロフェッショナルであり、事務手続きのスキルもあり、バランス感覚や公平感覚も持ち合わせ、住民から信頼されているという様々な点で、地域での活躍が期待され、またやりがいがあるので、是非地域に飛び出してもらいたい。

 

・地域自治システムの導入にあたっては、「行政の責任放棄」「行政は住民に負担を押し付けている」という声が出てくる。朝来市では「基本公共サービス」の提供主体は引き続き朝来市役所であることを明記した上で、それ以外の親睦や文化事業、各種福祉事業、特産品の開発販売といった「付加価値的な公共サービス」については、地域自治協議会や区、まちづくり団体・ボランティア・NPOなどが担い手となり、地域特性を生かして取り組む、と整理されており、行政の責任を示したことが住民の安心感につながった。

→住民自治協議会の役員から、行政の仕事を押し付けてくる、という話はよく聞く。行政は、市民協働の成り立ちや、メリット・デメリットを理解してもらえるまで、何度も説明していかなくてはいけない。

 

・地域自治の十箇条…①自治基本条例で住民自治協議会の位置づけ、権限権能を明確に担保すること。②基本構想・総合計画に住民自治協議会を位置づけること。③住民自治協議会のエリアは、最大で小学校区程度までとすること。④住民自治協議会執行部の構成、代表制は、地域性□、課題別〇、世代別△を担保すること。⑤地域予算制度を確立すること。⑥支所・支援センター機能を活用し、行政との連携・調整能力を強化すること。⑦地域担当職員との連携・調整を密にすること。⑧情報を共有し、誰にでも分かりやすい地域ビジョン、地域別計画を策定すること。⑨コミュニティ・ビジネスなどにより自主財源を獲得し、広報誌が発行できる常設事務局機能を確立すること。⑩以上を通じて、何よりも「面識社会」をつくっていくこと。

→どの項目もとても深い意味があるので、是非本書を読んでみてほしい。

 

 

感想等:

地域自治(住民自治)の理論と、住民自治協議会の在り方が学術的にそして具体的に述べてあり、まさに地域自治のバイブルと呼べる良書。何回でも熟読し、頭に染み込ませたい。

地域自治の十箇条のうち、まだ我が三ツ城自治協議会では⑨コミュニティ・ビジネスが確立されていないので、今後はここに力を入れていきたいと思う。

 

―――――

R020112【書評】コミュニティ再生のための地域自治のしくみと実践

東広島市 篠原裕次郎

 

R020109住民自治協議会とは

コメントを残す

令和2年1月9日住民自治とは

このカテゴリーでは、私が職業としてまた地域の人間として深く関わっている住民自治協議会の紹介を通して、自治会・町内会から住民自治協議会への住民自治の移り変わりを説明したい。

東広島市 篠原裕次郎


 

住民自治協議会とは

 私は東広島市職員であり、三ツ城自治協議会の役員でもある。
三ツ城自治協議会とは、東広島市内の47の小学校区(旧小学校区含む)毎に設置されている、住民による自治を行う組織「住民自治協議会」のひとつで、簡単に言うと、地縁型組織(自治会・町内会など)や、目的型組織(NPOなど)が小学校区単位で集まった、地域を代表する大きな自治会の一種である。自治体によっては「まちづくり協議会」と呼ぶところもある。(内閣府では「地域運営組織」と呼んでいる。)

R020109地域運営組織1

R020109地域運営組織1

R020109地域運営組織2

R020109地域運営組織2

 

住民自治協議会では、その構成員である自治会やNPOなどが、それぞれの活動を行うにあたり、似たような活動や協力し合える活動などを整理して、「部会」を編成し、住民自治協議会のエリア全体を対象とした効率の良い活動を行うことができる。

昨今では、島根県雲南市を中心とした「小規模多機能自治推進ネットワーク※」が広まり、こういった住民自治の新しい組織について、NPO法人に次ぐ新たな法人格の制定を模索しているところだ。

※小規模多機能自治について

小規模多機能自治推進ネットワーク会議は、概ね小学校区域における住民による自治を自治体内分権の仕組みとして制度的に普及、推進していくために平成27年2月17日に組織した全国組織である(R01.11現在、会員数は316(自治体259、団体42、個人15、会長・事務局:雲南市)。このネットワーク会議では、それぞれの進度に応じた課題への対応策や外的要因による課題解決に向け、相互に情報交換し、学び合い、場合によっては施策提言をしていくこととしている。活動の展開方法としては、全国各地のブロック単位で協議の場を設けることとしており、全国各地での開催結果は、全体でとりまとめ、会員にフィードバックすることにより、それぞれの施策に役立て、さらなる推進を図る。

 

これからの自治体における行政の縮小化や、地域の地縁型組織の衰退化に伴って、自治体と住民との協働が重要になってきており、協働の柱として全国的に広がってきているのが、こうした住民自治協議会なのである。(別図「東広島市「みんなで進める市民協働のまちづくり」チラシ」参照)

R020109みんなで進める市民協働のまちづくり1

R020109みんなで進める市民協働のまちづくり1

R020109みんなで進める市民協働のまちづくり2

R020109みんなで進める市民協働のまちづくり2

 


R020109住民自治協議会とは

東広島市 篠原裕次郎

 

R020106PTAの概略

コメントを残す

令和2年1月6日PTA

このカテゴリーでは、PTA(Parent-Teacher Association)について、組織の成り立ちや活動について紹介する。

東広島市 篠原裕次郎


 

PTAの概略

 

PTA(Parent-Teacher Association)とは、各学校で組織された、保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体のことである。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のための自発的なボランティア活動というのが本来のあり方である。

PTAの活動は、学校によってさまざまであるが、いくつかの運営委員会があることが多い。例えば、

「学級委員会…親睦会の企画・開催」

「広報委員会…PTA広報紙の作成」

「文化委員会…PTA向け講演会や講習会の企画・開催」

「地区委員会…児童の登下校の見守り活動・パトロール」

「環境委員会…校内・近隣地域の清掃美化活動」

「ベルマーク委員会…ベルマークの回収」

などがある。自治協議会と似ている活動も行っているため、連携して活動していきたい。

 

PTAの役員や委員になると、必然的に学校に足を運ぶ回数が増えるが、先生とつながりができることで、学校での子どもの様子を知る機会も増えるほか、PTAを通じて知り合った保護者間で、学校のこと、子育てのこと、色々な情報を教えてもらったり相談したりできる貴重な機会に恵まれるとも言える。

保護者としては、もし参加することが難しくても、出来ないことを伝えるだけでなく、「自宅でできる書類作成は引き受けます」「土日なら時間が取れます」という風に、これならばできる、と前向きに関わっていくとよい。

 


R020106PTAの概略

東広島市 篠原裕次郎

R020105消防団の概略

コメントを残す

令和2年1月5日消防団

このカテゴリーでは、消防団について、組織の成り立ちや活動について紹介する。

東広島市 篠原裕次郎


 

消防団の概略

 

消防団とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関である。消防団員は本業を別に持つ一般市民で構成されており、自治体から装備及び報酬が支給される。市町村における非常勤地方公務員である。

消防団が行う主な活動内容は、「消火活動」「救助活動」「水防活動」「防火・啓発活動」「救命講習」等である。

地域差はあるが、概ね以下のような構成で運営される。

 

1. 団 (市町村に一つ。団長が指揮する。)

2. 方面隊 ・ 支団・方面団(市町村合併が促進された結果、合併前の旧市・郡等に含まれる旧市町村をそれぞれ「支団」や「方面隊」と称する市町村もある。)

3. 分団 (市町村のうち、小学校区に一つか幾つかの大きな町、集落単位で一つ。分団長が指揮する。)

4. 部 (分団を構成する集落をさらに細分化し、1~数個の町、集落単位としたもの。部長が指揮する。)

5. 班 (部内に設置され、消火班、機械班などの担当を持つ。班長が指揮する。)

 

自治協議会とかかわりをもつのは、「分団」単位になると思われる。消防団そのものは非常勤地方公務員が所属する消防機関であるため、自治協議会に組み込むことはできないが、地域によっては、地元の花火大会や盆踊り、年末の餅つき大会 など、地域のイベント時に 防火警備や清掃など、ボランティアで協力してもらうこともあるし、自治協主催の防災訓練の際、消火器や土のうの訓練の手伝いをしてもらうことも考えられる。

また、最近の防災体制整備の流れの中で、要支援者避難支援プランなど、要支援者(単身高齢者・障害者など)の避難支援に関する取り組みで、実際に要支援者の避難支援や安否確認等の役割を担ってもらうこともできる。

自分たちのエリアの担当はどこの消防団なのか、把握しておき、日ごろから接点をつくっておこう。

 


R020105消防団の概略

東広島市 篠原裕次郎

R020104三ツ城自治協議会の概略

コメントを残す

令和2年1月4日三ツ城自治協議会

このカテゴリーでは、筆者が住んでいる地域の住民自治協議会について紹介する。本ブログでの考察等はここでの活動がもとになっている場合が多いため、参考になると思う。

名称は三ツ城自治協議会。三ツ城小学校区を活動エリアとする住民自治協議会である。

東広島市 篠原裕次郎


 

三ツ城自治協議会の概略

 

東広島市西条町の中央に位置し、東広島市の玄関であるJR西条駅から広島大学までのメイン道路(ブールバールという名称)と、国道2号線が交差するエリアとなる。

地域内には三ツ城古墳と言う広島県内最大の前方後円墳と周囲の公園が一体となって整備してあり、三ツ城小学校と隣接しているほか、広島大学のメインキャンパスもエリアに含まれる。

旧来のエリア分け(大字)で言うと、西条中央(御薗宇)、下見、西条東の3地区で構成され、約5,400世帯、人口約11,000 人が住んでいる。エリア内に広島大学を含んでおり、住民票を移していない学生を加えると、もっと多くの世帯・人口になると思われる。

平成13年に三ツ城小学校が開校し、小学校区の再編が行われたことから、新興住宅、学生アパート、旧住宅街、農村住宅など環境の異なる地域を含み、東広島市内で有数の大所帯の住民自治協議会の設立となった。平成25年1月のことである。

準備会から設立、そして現在まで、中心となって取り組んだのは、市地域政策課の支援の下、区長(自治会長)や民生委員、女性会、老人会などの地域組織の代表者などである。

R020104三ツ城古墳

R020104三ツ城古墳

R020104三ツ城自治協議会位置図

R020104三ツ城自治協議会位置図

まちづくりを計画するにあたっては、住民意識の調査が重要な課題となり、市の支援により全戸アンケートを実施した。

その結果、新興住宅街で構成される西条中央地区では、約8 割の住民がアパート、マンションで生活し、隣人同士、新旧住民同士、若者と高齢者の会話が薄く、会合の場所が皆無、地域の情報が不足し、安全で安心して暮らせるまちづくりの要望が際立っていた。

また、西条東地区では、隣接する住民自治協議会との競合、整合性に不安があり、どちらの住民自治協議会に参画すればいいのか不安があるとの意見が多くあった。

一方、下見地区では古くからあるコミュニティ団体連合会の組織が充実しており、それを解散してまで、自治会へ参画する必要性が疑問視される意見が多くあった。

これら三者三様を受け、市民協働のまちづくりの本質である、区民と、行政の信頼のもとに、三ツ城地区の課題解決と、将来の夢・希望・要望を実現させるため、市地域政策課による市内全域での自治協設立のための支援(平成22年度~平成24年度)を受けながら、三地域がそれぞれ「支部」(西条中央支部、下見支部、西条東支部)として相互に連携・協力し、特色のあるまちづくりを進めていく事を目標とし、平成25年1月に三ツ城自治協議会を設立したのである。

R020104三ツ城自治協議会支部割図

R020104三ツ城自治協議会支部割図

 


R020104三ツ城自治協議会の概略

東広島市 篠原裕次郎

 

Older Entries

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。